【初心者向け】関税とは?輸入で損しないための税金入門
海外からの個人輸入に挑戦しようとしたとき、「関税」という言葉が壁になっていませんか?
「いくら払うのかわからなくて不安」「なんだか手続きが難しそう」と感じる方も多いでしょう。
今回は「そもそも関税って何?」という基本から、簡単な計算方法、商品ごとの税率の違いまで、誰にでも分かるように関税についてゼロから解説します。
目次
そもそも「関税」って何?
海外輸入品の「入場料」のようなもの
関税とは、一言でいうと「海外から商品を輸入するときにかかる税金」のことです。なぜこのような税金が必要なのでしょうか?
一番の目的は「国内の産業を守るため」です。もし海外から安い製品が大量に輸入されたら?日本の同じような製品は売れなくなってしまうかもしれません。
つまり国内の生産者や企業を保護するために、輸入品には一定の税率で関税をかけて価格を調整しているのです。
「関税」=「海外の商品が日本に入るための入場料」とイメージすると分かりやすいでしょう。
「関税」はいくらかかる?計算方法と税率の基本
「関税の計算」と聞くと複雑に感じるかもしれませんが、基本の仕組みはシンプルです。自分で計算する必要はなくても、流れを知っておくと安心して海外ショッピングができます。
関税計算の3ステップ【基本の公式】
関税額は次の3ステップで決まります。
- 商品の関税率を調べる
まず関税を計算する際の元となる金額、つまり課税対象価格を決めます。個人が自分で使用するために輸入する場合、基本的には「海外での販売価格 × 60%」が課税対象価格となります。 - 商品の関税率を調べる
次に輸入する商品の種類(品目)に応じた関税率を確認します。関税率は数千にも及ぶ品目分類(HSコード)に基づいて、細かく設定されています。 - 関税額を計算する
最後に①と②を掛け算します。これがあなたが支払う関税額です。
【 関税額 =課税対象価格 × 関税率 】
商品別!関税率の目安
品目(商品の種類) | 関税率の目安 |
---|---|
革靴 | 30% または 4,300円の高い方 |
ニット製の衣類(セーターなど) | 約8%~13% |
バッグ(革製以外) | 約8%~16% |
おもちゃ、ゲーム類 | 無税(0%) |
書籍、雑誌 | 無税(0%) |
※ただし素材や製法により税率は変動します。
「関税」だけじゃない!「輸入消費税」も忘れずに
海外からの輸入品には、関税だけでなく日本の「消費税」もかかるという点には注意が必要です。これを「輸入消費税」と呼びます。計算方法は以下の通りです。
(課税対象価格 + 関税額)× 日本の消費税率(10%) = 輸入消費税額
そして最終的に支払う税金額は、「関税額」と「輸入消費税額」の合計になります。
FAQで解決!「関税」のよくある疑問
- Q. 輸出するときも関税はかかりますか?
- A. 日本から個人で商品を輸出する場合、原則として日本に関税を支払うことはありません。その荷物を受け取る相手国では、その国の法律に基づいて関税がかかる場合があります。 ただし関税を支払うのは、基本的には「購入者」となります。
- Q. 16,666円以下なら関税がかからないって本当?
- A. はい。課税対象価格が1万円以下の場合、原則として関税と輸入消費税が免除されるルールがあります。個人輸入では商品価格の60%が課税対象価格になるため、「16,666円(商品価格) × 60% ≒ 10,000円(課税対象価格)」となり、この16,666円という金額が非課税の目安としてよく知られています。※革製品など一部対象外の商品があります。
- Q. セカイモンなら自分で計算する必要はない?
- A. はい、その通りです。セカイモンが輸入の手続きと納税をすべて代行し、二次決済の際に概算額を「留置料(関税・消費税)」として請求いたします。そのため、ご自身で複雑な税率を調べて計算したり、税関に直接お支払いをしたりする必要は一切ありません。
まとめ:セカイモンと関税の重要ポイント
- ✅ 関税は、海外からの輸入品にかけられる「国内産業保護」のための税金です。
- ✅ 「関税額 =課税対象価格 × 関税率」。個人輸入では課税対象価格が「商品価格の60%」になることが多いです。
- ✅ 商品の種類によって税率は大きく異なります。
- ✅ 関税のほかに「輸入消費税」もかかります。
- ✅ セカイモンを使えば、面倒な税金計算や手続きをすべて任せることができます。
「関税の計算、やっぱり難しそう…」と感じましたか?面倒な計算や手続きは、すべてセカイモンにお任せください!あなたはただ好きな商品を選ぶだけです。まずはどんな商品があるか、探しに行きませんか?