なぜ?セカイモンで「輸入できない商品」がある2つの大きな理由
セカイモンで海外の珍しい商品を見つけて「これだ!」と思っても、実は日本へ輸入ができないケースがあることをご存知ですか?「せっかく落札したのに、税関で止められてしまった…」なんてことになったら大変です。なぜ輸入できない商品があるのか?その大きな2つの理由である「法律の壁」と「輸送の壁」について、分かりやすく解説します。
目次
海外の商品がすべて日本に届けられるわけではない
「国境」と「安全」という見えないルール
インターネットを使えば世界中の商品が買える時代ですが、そこには「国境」と「安全」という目に見えないルールが存在します。海外から日本へ商品を輸入するには、このルールに従う必要があるということです。セカイモンで商品が輸入ができない場合、その理由は大きく分けて以下のどちらかに当てはまります。
- 日本の法律や国際条約で国内への持ち込みが禁止されているもの(法律の壁)
- 国際輸送(主に飛行機)の安全ルール上、運ぶことができないもの(輸送の壁)
たとえ出品国で合法的に販売されている商品でも、この2つのルールに抵触する場合は、残念ながら日本へ輸入することはできません。
「輸入できない」を徹底解説!法律と輸送の壁
具体的にどんなものが輸入できないの?
どのような商品が輸入できないのか、先ほどの2つの理由に沿って詳しく見ていきましょう。
理由① 【法律の壁】法律・条約で禁止されているモノ
日本国内の法律や、日本が加盟している国際条約によって「日本に持ち込んではいけません」と定められている物品です。主に国の安全や公序良俗、国内産業や環境を守る目的があり、関税法やワシントン条約などに基づいています。
- 麻薬、向精神薬、拳銃など
言うまでもなく、国の安全を脅かすものは輸入できません。 - 偽造品、模倣品(偽ブランド品など)
シャネルやルイ・ヴィトンといったブランドの偽物は、知的財産権を侵害するため輸入が禁止されています。 - 児童ポルノ、わいせつ雑誌など
公序良俗に反するものとして、特に児童ポルノは関税法で輸入が厳しく禁止されています。 - ワシントン条約で指定された動植物
絶滅の恐れがある野生動植物を保護するための条約です。例えば、特定のワニ革や象牙製品などが該当し、輸入には厳しい規制があります。
理由② 【輸送の壁】飛行機での輸送が危険なモノ
海外からの荷物の多くは飛行機で運ばれます。上空での飛行機の内部は、気圧や温度が地上とは大きく異ります。地上では問題ないものでも、発火や破裂の危険がある「航空危険物」として輸送が厳しく制限されています。
- 引火性の液体類
香水、マニキュア、除光液、ペンキ、そしてZIPPOライター用のオイルなど。可燃性の液体は飛行機に載せることができません。 - 高圧ガス類
ヘアスプレーや殺虫剤などのスプレー缶、カセットコンロ用のガスボンベ、消火器など。破裂の危険があるため輸入は不可能です。 - その他
単体のリチウムイオン電池(発火の危険)、強力な磁石(計器を狂わせる危険)など、意外なものも航空危険物に指定されています。
FAQ:これは輸入できる?身近な疑問
- Q. アンティークのオイルランプは輸入できますか?
- A. たとえオイルが完全に入っていない状態でも、過去に可燃性の液体が使われていた製品は、航空会社が危険物と判断する可能性が非常に高いです。安全を最優先するため、セカイモンではオイルライターやランプといった商品は、原則として取り扱いを禁止しています。
- Q. アダルトグッズやポルノの輸入はすべてダメ?
- A. 日本の関税法では「風俗を害すべき書籍、図画、彫刻物その他の物品」の輸入が禁止されています。輸入できるかどうかは税関が判断しますが、特に児童ポルノに該当するものは一切輸入できません。セカイモンでは、法律に抵触する可能性がある商品はトラブル防止のため取り扱っておりません。
まとめ:セカイモン活用の重要ポイント
輸入できない商品についてまとめ
- ✅ 輸入できない商品には「法律」と「安全上のルール」という明確な2つの理由があります。
- ✅ 児童ポルノや偽ブランド品などは、日本の法律で輸入が禁止されています。
- ✅ 香水やライターのオイルなどは、飛行機に乗せられない「航空危険物」であるため輸入できません。
- ✅ 「これって大丈夫かな?」と思ったら、入札前に必ずセカイモンに問い合わせをすることが、トラブルを避ける一番の方法です。
「これ、欲しかったのに輸入できなかった…」そんな残念な事態を避けるためにも、事前の確認が大切です。セカイモンのルールを理解して、スマートに海外ショッピングを楽しみましょう。