国内発送との違いと、商品が届くまでの全工程を徹底解説
「まだ届かない…」海外通販が遅いのはなぜ?国内発送との違いと配送期間の目安を解説
日本のネット通販に慣れていると、注文した商品は2〜3日、早ければ翌日には届くのが当たり前ですよね。その感覚でセカイモンのような海外通販サービスを利用すると、「注文してから1週間経つのに発送連絡すらない…」「追跡を見てもずっと同じ場所…もしかして紛失した?」と、不安になってしまうかもしれません。
ご安心ください。海外からの発送が国内に比べて大幅に時間がかかるのは、ごく普通のことです。
この記事では、なぜ海外発送はそんなに時間がかかるのか、あなたの荷物がどんな「長旅」を経て手元に届くのか、その全工程を分かりやすく解説します。この記事を読めば、漠然とした不安が「なるほど、今はこの段階なんだな」という納得に変わるはずです。
この記事の要点
- 海外通販で商品が届くのが遅いのは、国内発送とは比べ物にならないほど「工程が多く、複雑な長旅」をしているからです。
- 国内通販が平均2〜3日で届くのに対し、海外通販は平均2週間〜4週間かかるのが一般的です。
- 特に時間がかかるのが、日本の玄関口である「税関」での輸入検査(通関手続き)です。ここで数日以上足止めされることも珍しくありません。
- 配送プロセスを理解し、「気長に待つ」のが海外通販をストレスなく楽しむ最大のコツです。
目次
第一部:【なぜ?】海外発送が国内発送より圧倒的に時間がかかる理由
まずは、なぜこれほどまでに配送期間に差が出るのか、その根本的な構造の違いから見ていきましょう。
「注文したのに全然届かない…」海外通販で誰もが感じる不安
注文ボタンを押してから、商品が届くのを楽しみに待つ時間。国内通販ならワクワクするこの時間も、海外通販では「本当に届くのかな…」という不安に変わりがちです。追跡情報が更新されなかったり、見慣れない地名で荷物が止まっていたりすると、心配になるのも無理はありません。しかし、それはあなたの荷物が複雑な旅をしている証拠なのです。
結論:あなたの荷物はいくつもの関所を越える「長旅」の真っ最中!
海外発送が遅い理由を一言でいうと、「物理的な距離が長い」ことに加え、「国境を越えるための手続きが非常に多い」からです。
国内の荷物が県境をスムーズに越えられるのとは違い、海外からの荷物は「輸出」と「輸入」という2つの大きな関所を通過しなければなりません。それぞれの国で「この荷物は送っても大丈夫か」「この荷物は国内に入れても大丈夫か」という厳格なチェックを受けるため、どうしても時間がかかってしまうのです。
比較すれば一目瞭然!国内発送と海外発送の旅路の違い
両者のプロセスの違いを比べてみましょう。
国内発送の主な工程(シンプル!) | 海外発送の主な工程(複雑!) |
---|---|
① 出品者が発送 | ① 海外出品者が発送 |
② 海外の国内輸送 | |
③ 輸出通関(出国手続き) | |
④ 国際輸送(フライト) | |
⑤ 輸入通関(入国手続き)←★特に時間がかかる | |
② 配送業者が配達 | ⑥ 日本の国内輸送 |
③ 自宅に到着 | ⑦ 自宅に到着 |
このように、海外発送には国内発送にはないステップがいくつも挟まっています。これが、配送期間に大きな差を生む原因です。
第二部:【全工程を解説】海外から商品が届くまでの7つのステップ
それでは、あなたの荷物がたどる「長旅」の具体的な工程を、一つひとつ見ていきましょう。
ステップ①:海外出品者による発送準備
注文後、まず海外の出品者が商品を梱包し、発送の準備をします。相手が大手企業なら迅速ですが、個人の出品者の場合、発送までに数日かかることも珍しくありません。
ステップ②:海外の国内輸送(出品者→国際交換局/倉庫)
出品者が荷物を発送すると、現地の郵便局や配送業者によって、国際輸送の拠点となる空港(国際交換局)や、セカイモンのような代行業者の物流センターへと運ばれます。アメリカやヨーロッパは広大なため、この国内輸送だけで数日かかる場合があります。
ステップ③:輸出通関(海外の空港)
荷物が空港に到着すると、その国から輸出しても問題ないかどうかのチェック(輸出通関)を受けます。ここで問題がなければ、日本行きの飛行機に乗せられるのを待つことになります。
ステップ④:国際輸送(飛行機でのフライト)
貨物便に載せられ、荷物は日本へと向かいます。フライト自体は1日程度ですが、貨物便のスケジュールによっては、空港で数日間待機することもあります。
ステップ⑤:【最難関】輸入通関(日本の税関)
日本に到着後、荷物はあなたの元へ直送されるわけではありません。まず「税関」という国の機関で、日本国内に輸入しても問題ないか、関税を支払う必要があるかなどの厳格な検査(輸入通関)を受けます。
この税関検査が、配送期間における最大のボトルネックです。通常は1〜3日で通過しますが、荷物が急増する時期(セール時期など)や、内容物の確認が必要と判断された場合、1週間以上かかることもあります。
ステップ⑥:日本国内の輸送(税関→自宅)
無事に税関を通過した荷物は、日本郵便や佐川急便などの国内配送業者に引き渡され、ようやくあなたの自宅へと運ばれます。ここまで来れば、あとは国内通販と同じ1〜2日で到着します。
セカイモン利用時に加わる「特別な工程」
セカイモンを利用した場合、上記のステップ②と③の間に、[セカイモンの海外物流センターでの荷物受け取り、検品、梱包、同梱作業]という工程が加わります。この手厚いサービスが安心感につながる一方、配送期間が少し長くなる要因の一つにもなっています。
配送状況(追跡情報)を確認する方法
荷物の「長旅」の現在地を知るためには、追跡番号(トラッキングナンバー)を使って配送状況を確認するのが一番です。セカイモンならマイページの購入履歴から、eBay直接購入なら出品者から送られてくる追跡番号を、日本郵便や各配送業者のサイトで入力して確認できます。
海外発送の配送期間に関するよくある質問(FAQ)
Q. 追跡番号がなかなか反映されません。なぜですか?
A. 出品者が発送手続きをしても、荷物が配送業者のシステムに登録されるまでにはタイムラグがあります。特に海外では、発送から1〜3日程度、追跡情報が更新されないこともよくあります。少し時間を置いてから再度確認してみてください。
Q. 「通関手続き中」から1週間以上動きません。どうすればいいですか?
A. 税関での検査に時間がかかっているか、あるいは内容物について確認が必要な状態(インボイス不備など)になっている可能性があります。まずは配送業者(日本郵便など)のカスタマーサービスに問い合わせて状況を確認するのがよいでしょう。セカイモン利用の場合は、セカイモンのカスタマーサポートに相談してください。
Q. もっと早く届けてもらう方法はありますか?
A. DHLやFedExなどの国際クーリエ便を利用すると、郵便(国際eパケットなど)より早く届くことが多いですが、その分送料は非常に高くなります。安さを重視するなら、ある程度の時間は覚悟する必要があります。
まとめ:配送プロセスを理解して、気長に待つのが海外通販のコツ
海外通販で商品が届くのが遅い理由、お分かりいただけたでしょうか。
- 海外からの荷物は、国内発送にはない「輸出通関」「国際輸送」「輸入通関」といった多くの工程を経ています。
- 特に、日本の税関でのチェックは時間がかかる場合があり、これが配送遅延の主な原因となり得ます。
- 配送期間は2週間〜4週間が平均。この日数を念頭に置き、国内通販の感覚は一旦忘れましょう。
- 不安なときは追跡情報を確認し、それでも不明な場合は配送業者やセカイモンのサポートに問い合わせることが大切です。
なぜ時間がかかるのか。その理由とプロセスを知るだけで、「まだかな?」というイライラや不安は、荷物の長旅を応援するような、穏やかな気持ちに変わるはずです。ぜひこの知識を活かして、余裕を持った海外ショッピングを楽しんでください。
セカイモンで探してみる 公開日: 2025年10月14日
更新日: 2025年10月14日