PayPal(ペイパル)とは?なぜ使うの?カード払いとの違いと安全な理由を解説

【今さら聞けない】PayPal(ペイパル)とは?なぜ使うの?カード払いとの違いと安全な理由を解説

なぜPayPalを使うの?クレジットカード直接払いとの違いと、知らないと損する5つのメリット

セカイモンなどの海外通販サイトで支払い方法を選ぶとき、「クレジットカード」と並んで表示される「PayPal(ペイパル)」。

「クレジットカードで直接払えるんだから、それでいいのでは?」「わざわざPayPalに登録する意味って何?」

そう感じる方は、実は少なくありません。しかし、特に海外のサイトで買い物をする際、PayPalを使うことには、あなたの資産と安心を強力に守ってくれる、代えがたいメリットが存在するのです。この記事では、そんな「なぜPayPal?」という素朴な疑問に、どこよりも分かりやすくお答えします。

この記事の要点

  • 海外通販でPayPalを使う最大のメリットは「圧倒的な安全性」です。
  • PayPalが仲介することで、通販サイトにあなたの大切なクレジットカード情報を直接渡さずに済みます。
  • これにより、カード情報の漏洩リスクを劇的に低減できます。
  • さらに、「商品が届かない」などのトラブル時に返金を受けられる「買い手保護制度」という強力な保険も付いています。

第一部:なぜ海外通販でPayPal?その疑問に結論からお答えします

まずは、クレジットカード直接払いとPayPal払いの根本的な違いと、PayPalが果たす重要な役割について解説します。

クレジットカード直接払いと何が違うの?

支払いの仕組みを比べてみると、その違いは一目瞭然です。

▼ クレジットカード直接払い

あなた

(カード情報を直接入力)

通販サイト

(カード情報で決済)

カード会社

リスク:通販サイトが悪意を持っていたり、セキュリティが甘い場合、カード情報が漏洩・悪用される危険性がある。

▼ PayPal払い

あなた

(ログイン情報のみ入力)

PayPal ←事前にカード情報を登録

(PayPalが代わりに支払い)

通販サイト

安全性:通販サイトにはあなたのカード情報が一切伝わらない。伝わるのはPayPalのアカウント情報のみ。

結論:PayPalはあなたと通販サイトの間に立つ「安全な壁(用心棒)」

上の図でお分かりの通り、PayPalの最大の役割は、あなたと通販サイトの間に立って、大切なクレジットカード情報を守る「安全な壁」や「用心棒」のような存在になることです。

一度、信頼できるPayPalにカード情報を預けてしまえば、あとはどんな通販サイトでも、PayPalにログインするだけで買い物ができます。これにより、初めて利用するサイトや、セキュリティに少し不安を感じる海外のサイトでも、情報漏洩のリスクを気にすることなく、安心して決済ができるのです。

PayPal利用が特に推奨される3つのシーン

セカイモンのような信頼できるサイトでもPayPalは有効ですが、特に以下のようなシーンでは、PayPalの利用を強くおすすめします。

  1. 初めて利用する海外通販サイト:そのサイトの信頼性やセキュリティレベルが未知数の場合。
  2. 小規模な個人経営のサイト:大手企業と比べてセキュリティ対策が万全でない可能性がある場合。
  3. 高額な商品を購入するとき:万が一のトラブルに備え、「買い手保護制度」という保険をかけておきたい場合。

第二部:【徹底解説】海外通販でPayPalを使うべき5つのメリット

PayPalが安全な壁である理由を、具体的な5つのメリットからさらに詳しく見ていきましょう。

メリット①:通販サイトにカード情報を渡さず、情報漏洩リスクを回避

これが最大のメリットです。新しいサイトで買い物をするたびにカード番号、有効期限、セキュリティコードを入力するのは手間がかかるだけでなく、その都度、情報漏洩のリスクに晒されることになります。PayPalを使えば、その入力の手間とリスクの両方から解放されます。

メリット②:【最強の保険】トラブル時に返金される「買い手保護制度」

海外通販で怖いのが「支払ったのに商品が届かない」「届いた商品が写真と全く違う偽物だった」といったトラブルです。PayPalには、そんな時にユーザーを守る「買い手保護制度」があります。

問題が発生した場合、PayPalに報告(異議申し立て)すると、PayPalが中立的な立場で調査を行い、あなたの主張が正当だと認められれば、商品代金と送料が全額返金されます。この制度は、特に海外の出品者と直接やり取りするのが難しい場合に、絶大な安心感をもたらします。

メリット③:メールアドレスとパスワードだけでスピーディーな決済

一度PayPalアカウントを作成すれば、その後の支払いはPayPalに登録したメールアドレスとパスワードを入力するだけ。財布からカードを取り出して、16桁の番号や有効期限を必死で確認・入力する…といった手間が一切なくなり、数タップで支払いが完了します。

メリット④:複数のカードや銀行口座を一元管理できる

PayPalには、複数のクレジットカードやデビットカード、銀行口座を登録できます。「このサイトではAのカード、あっちはBの銀行口座から…」と使い分けたい場合も、PayPal上で支払い元を選択するだけ。支出の管理がしやすくなるメリットもあります。

メリット⑤:世界中で使える高い普及率と信頼性

PayPalは世界で4億人以上が利用する、グローバルスタンダードな決済サービスです。多くの海外通販サイトが導入しており、「PayPalが使えるかどうか」が、そのサイトの信頼性を測る一つの指標にもなっています。

デメリットも知っておこう!PayPal利用時の注意点

多くのメリットがあるPayPalですが、一つだけ注意点があります。それは「為替手数料」です。

海外通貨での支払いをPayPal経由で行う際、PayPalが適用する為替レートには、基準レートに4%(通貨による)の為替手数料が含まれています。これは、お使いのクレジットカード会社が設定する為替手数料(一般的に1.6%~2.2%程度)よりも割高になる場合があります。数百円程度の差であることが多いですが、高額な商品を購入する際は、この差が大きくなる可能性も認識しておきましょう。

「多少の為替手数料を払ってでも、絶大な安心感と利便性を取るか」が、PayPalを使うかどうかの判断基準になります。

セカイモンでの支払いはクレジットカードとPayPalどっちがいい?

セカイモンは、それ自体が日本の強固なセキュリティ基盤を持つサービスなので、直接クレジットカードを登録しても安全性は非常に高いです。その上で、どちらを選ぶべきかをまとめました。

  • クレジットカード直接登録がおすすめな人:少しでも為替手数料を抑えたい人。セカイモンのセキュリティを信頼しており、カード登録に抵抗がない人。
  • PayPal払いがおすすめな人:為替手数料よりも、カード情報をサイトに登録しない安心感を優先したい人。「買い手保護制度」という二重の保険が欲しい人。

PayPalに関するよくある質問(FAQ)

Q. PayPalの登録や利用に手数料はかかりますか?

A. いいえ、買い手側(支払いをする側)として利用する場合、アカウントの新規登録料や年会費は一切かかりません。日本円での支払いであれば、手数料は無料です。前述の為替手数料は、海外通貨での支払いの場合のみ発生します。

Q. 買い手保護制度の申請は簡単ですか?

A. はい。PayPalにログインし、該当の取引履歴から「問題を報告する」ボタンを押すことで手続きを開始できます。出品者とのメッセージのやり取りなどもPayPalのシステム内で行えるため、比較的スムーズに申請が可能です。

Q. 安全性について、セカイモンに直接カード登録するのとどう違いますか?

A. セカイモンもカード情報を保持しない「非保持化」を採用しているため、非常に安全です。PayPalを利用するメリットは、その安全なセカイモンにすらカード情報を渡さなくて済むという、「二重の壁」で情報を守れる点にあります。安心感のレベルが一段階上がるとお考えください。

まとめ:PayPalを賢く使って、安全な海外通販を

なぜ海外通販でPayPalを使うべきなのか、その理由がお分かりいただけたでしょうか。

  • PayPalは、あなたのカード情報を通販サイトから守る「安全な壁」の役割を果たします。
  • 「商品が届かない」などの万が一のトラブルも、「買い手保護制度」で守られます。
  • 為替手数料という小さなデメリットはありますが、それを上回る絶大な安心感と利便性が手に入ります。
  • 特にセキュリティが気になる方は、セカイモンのような信頼できるサイトでもPayPal決済を選ぶことで、鉄壁の体制で買い物を楽しめます。

クレジットカード直接払いが「素手」での取引だとすれば、PayPal払いは「頑丈な手袋」をして取引するようなもの。ぜひこの安全な手袋をはめて、安心・快適な海外ショッピングの世界をお楽しみください。

セカイモンでPayPalを使ってみる

公開日: 2025年10月16日
更新日: 2025年10月16日